話題沸騰、多くの男性に指示を得ている人気の加圧シャツですが、誰でも着ているだけで自然とムキムキになれる夢の商品という考えは間違いです。
加圧シャツを販売するために多くのホームページが『着るだけでシックスパックに』などと宣伝していますが、過大広告もいいところです。
筋肉をつけるためには適切な栄養摂取と、きちんとしたトレーニングが必要なので、近道などはないのです。
加圧シャツを着て筋肉がついたという人は、必ず毎日隠れた努力をしてその筋肉を獲得しているはずです。
しかし、加圧シャツを上手に使いこなせば、筋肉質で理想的な体型作りをサポートしてくれます。
ここでは加圧シャツの基本的な知識と、加圧シャツを着用しながらできるオススメのトレーニングについて紹介していきます。
Contents
加圧シャツは何故トレーニングにオススメなのか
そもそも加圧シャツとはなんなのかご存知でしょうか?
よく勘違いされるのが『加圧シャツ』と『加圧トレーニング』です。
加圧シャツを着ただけで加圧トレーニングの効果と同じだと言う勘違いが、加圧シャツを着ればすぐに筋肉がムキムキになる・痩せると言う思い込みに繋がっています。
しかし、両者は全くの別物なので気をつけてください。
ここではトレーニング前に加圧シャツとは一体なんなのか、どのような効果があるのかについて説明していきたいと思います。
そもそも加圧シャツとは?
加圧シャツとは身体に「圧」を「加える」機能を持ったシャツのことを指します。
着用すると、普通のシャツとは違い上半身を締め付けられるような圧を感じますが、この圧力は「スパンデックス繊維(ポリウレタン)」という特殊な素材による締め付けです。
スパンデックス繊維は競泳水着に使用されている素材で、ゴムのように高い伸縮性がある素材です。
この素材を織り込むことによって、理想的な圧力を体にかけることができるのです。
加圧シャツはこのスパンデックス繊維の配合割合が高いほど着圧が強くなるので購入時の一つの目安になるでしょう。
しかしこの素材は劣化が早い、激しい動きに弱いという特徴もあるので、締め付けが高いほどいい加圧シャツと言えないので注意が必要です。
加圧シャツを購入する際に、知っておきたい注意点についてまとめている記事です。まだあまり加圧シャツについて知識がない方は是非ご覧ください。
加圧シャツの嬉しい効果:コルセット効果
加圧シャツを着るだけで、コルセットのように贅肉と内臓を強制的に正しい位置まで戻してくれるので見た目がすっきりとします。
これにより、下腹がぽっこり出ている体型の人、姿勢の悪さでお腹が前に出ている人は、着用前と比べてぐっとお腹周りの見た目が良くなるのです。
また、猫背の人や、巻き込み肩(肩が前に出ている)などの悪い姿勢も、強制的に正しい姿勢にしてくれます。
姿勢ぐらい、と思うかもしれませんが、すべてのトレーニングに共通して言えることは、正しい姿勢でのトレーニングをしないと効果が半減してしまうと言うことです。
加圧シャツを着用すると適度な締め付けで姿勢を正し、体幹を鍛えつつ、トレーニングをサポートしてくれるのです。
加圧シャツの嬉しい効果:疲労軽減効果
加圧シャツを使用してから普段よりも疲れにくくなった、といった口コミや使用体験談を多く見かけます。
これは加圧シャツが持つ『血中乳酸濃度』の上昇を抑制する効果のおかげなのです。
血中乳酸濃度は人の疲労度を測る一つの目安であり、この数値が高ければ高いほど人間は強い疲労を感じるのです。
起きている時に加圧シャツを着用して生活すれば普段よりも疲労を感じることが少なくなりますし、寝ているときに加圧シャツを身につければ効果的な疲労対策が行うことができるのです。
また、加圧シャツの着圧によって筋肉やその周りの組織が圧迫されることで、常に筋肉に適度な負荷がかかっている状態になります。
これが筋肉振動の抑制につながり無駄なエネルギーの消費を抑え、筋肉疲労の軽減に効果があるのです。
加圧シャツ着用時のオススメトレーニング・オススメしないトレーニング
加圧シャツを着ながら効率良くトレーニングをしたい方へオススメのトレーニングをご紹介します。
軽い着圧を受けながらトレーニングをすることで今までよりも大きな効果が期待できるでしょう。
また、逆に加圧シャツを着けている時にオススメしないトレーニングもありますので、是非ご覧ください。
オススメトレーニング:自重トレーニング
加圧シャツ直用事のオススメトレーニングは自分の体重を利用した筋力トレーニングです。
腕立て伏せ、腹筋、背筋、懸垂など、1回1回ゆっくりと筋肉に負荷をかけるような運動が特に向いています。
こういった自重トレーニングは場所を選びませんし、好きなときに行うことができるので忙しくてジムに行くことができない人などにオススメです。
ゆっくりと筋肉に負荷をかけることで、筋肉を効率的に育てることができますし、加圧シャツにも負荷がかかりません。
毎日決まった回数、決まった時間、運動するように習慣づけることで理想的な肉体に近づくことができます。
また、加圧シャツを着ている時には、ジムなどでの機器を使用しての激しい筋力トレーニングはおすすめできません。
どうしても器具を使用したいのであれば、ダンベルやベンチプレスなどゆっくりトレーニングできるものが向いているでしょう。
オススメトレーニング:ウォーキング
加圧シャツはコンプレッションウェアとは違い普段の生活で使用するように作られているものがほとんどです。
いきなり、体に大きな負荷がかるような筋肉トレーニングをするよりは、まずは自分のペースに合わせた運動が理想的です。
加圧シャツは正しい姿勢でのトレーニングが期待できるため、普段のウォーキングよりもパフォーマンスの向上が期待できます。
有酸素運動は体にとてもいいですし、足の筋肉を鍛えるという意味でも理想的です。正しい姿勢でしっかり歩くだけでダイエット効果はかなり期待できます。
★お腹周りを意識してウォーキング★
加圧シャツを着ると、腹部に一番大きな着圧がかかり、普段よりも自分の腹部を強く意識するようになります。
この腹部を意識している状態が「ドローイン」というトレーニングに近い効果があります。ドローインは簡単に言うと、「お腹をへこませたまま呼吸をする」というトレーニングです。
このトレーニングはお腹周りの筋肉を発達させるために推奨されている方法で、腹横筋、腹斜筋を中心にお腹周りの筋肉を効率的に鍛え、ぽっこりお腹を解消する効果が期待できるのです。
ドローイントレーニングを意識しながらウォーキングを行えば、今まで以上ににお腹周りの筋肉をしっかりと鍛えることができます。
また加圧シャツを着用していれば通勤中も同じような効果が期待できるのでオススメです。
オススメトレーニング:ランニング
ウォーキングと同じ理由でランニングもオススメのトレーニングです。
加圧シャツを着てランニングをしていると、姿勢を良くしてくれるという効果のおかげでより長く走れるようになります。
また、加圧シャツの血中乳酸濃度の上昇を抑制する効果のおかげでいつもより少ない疲労で運動することができるのです。
筋肉トレーニングで上半身ばかり鍛えるのもいいのですが、それでは全体のバランスが悪くなってしまいます。
上半身だけでなく、同じような比率で下半身を鍛えれば、バランスの良い肉体を作り出すことができます。
加圧シャツを着ているときにするべきではないトレーニング:激しい運動
加圧シャツ着用時にオススメのトレーニングもあれば、加圧シャツを着ているときにするべきではないトレーニングももちろんあります。
前途したように加圧シャツの素材はスパンデックス繊維(ポリウレタン)といい、劣化しやすいのが特徴です。
あまりにも激しい運動を短時間で繰り返しおこなっていると、スパンデックス繊維の寿命を縮めることに繋がり加圧シャツの効果がすぐに薄れてしまうのです。
加圧シャツを着ているときに筋肉トレーニングを行うときには、1回1回ゆっくりと筋肉に負荷をかけるような方法が向いていると言えるでしょう。
激しく動かないと鍛えることができない筋肉というものはありません。ゆっくりじっくりと筋肉を育てていきましょう。
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