着るだけで脂肪を減らしてくれてダイエットできたり、筋肉が鍛えられると人気の加圧シャツ。
毎日着ている時間が長ければ長いほど体に負荷を与えることができて、脂肪がメラメラ燃えて筋肉にも刺激を与えることができます。
トレーニングや体を動かす時と一番相性がいいので、当然日中はずっと着ていて方がいいですね。
しかし、寝る時は着たままの方がいいのか、脱いだ方がいいのか悩みどころです。
加圧シャツのほとんどは24時間着用OKとなっていますから、効果をしっかり出すためには着たまま寝たくなります。
結構締め付けも強いですから、ちゃんと眠れるのだろうかと心配にもなります。果たして、寝る時に加圧シャツは着ていた方がいいのでしょうか?
Contents
睡眠中はしっかり体を休ませよう
寝ている間は体を休息させる大切な時間です。体のあらゆる細胞が再生や修復を行っていて、体を健康に保てるように頑張ってくれています。
しっかり体の疲れを取るためにも、安眠して質のいい睡眠を取らないといけません。寝付きが悪かったり夜中に目が覚めてしまうと、睡眠の質が下がってしまいます。
朝になっても疲れが取れずに体がだるかったり、頭がしっかり働かずに集中力や記憶力もダウンしてしまいます。
1日の睡眠時間は6時間以上は取らないといけませんし、人生の3分の1以上は睡眠で占められています。それだけ健康にも影響を与えますから、良質な睡眠を取る必要があります。
加圧シャツは体に負荷をかけていますから、体がしっかりと休息できずに睡眠の質が落ちてしまいます。
体や脳、心の疲労が取れにくくなりますから、加圧シャツは脱いで寝るのがおすすめです。
疲労が取れず体や頭がすっきりしない
加圧シャツは体を締め付けて、常に体や筋肉に刺激を与えている状態です。本来なら寝ている間に疲労が回復して、翌日もバリバリ体を動かすことができるはずです。
加圧シャツを着たまま寝てしまうと、寝ている間も筋肉が刺激を受けていて、体は緊張状態になってしまいます。
体がしっかり休むことができずに疲労が回復せず、筋肉も疲れたまんまです。体がだるいだけでなく腰痛や肩こりなどの不調も出やすくなってしまいます。
締め付けがきつくて睡眠の質が落ちてしまう
加圧シャツは伸縮性の高いスパンデックス繊維でできていて、強力に体を締め付けることで、ダイエットやトレーニング効果を与えてくれます。
日中は締め付けの強さはそれほど気にならなくても、リラックスしたい寝る時には逆効果です。
締め付けが気になってなかなか寝付けなくなったり、夜中に目を覚ましてしまうこともあります。
ぐっすりと安眠できませんから体や頭が回復できなくて、翌日の日中に影響を与えてしまいます。
体が温まりすぎて熟睡できない
加圧シャツは血行をよくして代謝を高める働きがあり、体温が上がって汗もしっかり出るようになります。しかし、寝る時にこれが逆効果になります。
体温が自然に下がった時に眠気が襲ってきてぐっすり眠れるようになります。
加圧シャツは体温を上げてしまいますから、スムーズに入眠できなかったり、途中で目が覚めてしまうこともあります。
特に暑い夏場は地獄でただでさえ暑くて眠りにくいのに、加圧シャツのせいで余計に汗が出て、暑さのせいでさらに眠れなくなってしまいます。
自律神経のバランスが崩れてしまう
体が活動している時には、自律神経の交換神経が優位になっていて、集中してバリバリと動くことができます。
寝る時にはリラックス効果のある副交感神経が優位になって、ぐっすりと体と心を癒してくれます。
加圧シャツを着たまま寝てしまうと体に負荷がかかっていますから、副交感神経が働かず体が緊張状態になってしまいます。
睡眠を妨げてしまいますし、自律神経のバランスが崩れやすくなり、体や心の不調が起きやすくなります。
活動時に身に着け寝る時には脱いで寝る
加圧シャツは、代謝を高めて脂肪を燃えやすくしてくれて、ダイエット効果を高めてくれます。
背筋をピンと伸ばしてくれたり、肩が丸まって猫背にならないように正しい姿勢をキープしてくれます。
筋肉に刺激を与えてインナーマッスルを鍛えたり、筋肉を鍛えるサポート効果もあります。
着圧で血流がよくなりますから体が温まって体温が上昇し、全身の機能アップにもつながります。
このように加圧シャツで体に負荷をかけることで様々な効果が得られて、体を動かせば動かすほど効果も倍増してくれます。
筋トレや運動と相性抜群で、体を動かしている活動時に加圧シャツを着れば、効果も倍層してくれます。
寝ている時にはこのような加圧シャツの効果は必要なく、睡眠を妨げてしまうデメリットの方が大きいです。
体を動かす日中に長時間身に着けて、体を休ませる寝る時には脱いで寝るのがおすすめです。
筋肉が育ちにくくなる
加圧シャツを着ている人の中には、筋肉を大きくしてマッチョになりたい人も多いでしょう。
筋肉はトレーニングなどで疲れると筋繊維が破壊され、回復する時に成長して前よりも筋肉が大きくなってくれます。
加圧シャツを着てトレーニングや運動した後は、筋肉が疲労しきっていて傷ついた状態です。
しっかりと回復する時間を与えないと、筋肉は疲れる一方で大きく育ちにくくなります。
トレーニングや運動、体を動かしている時には常に加圧シャツを着て筋肉に負担をかけ、寝る時にはしっかり休息させましょう。
加圧シャツを着て思い切り負荷をかけて鍛えた後には、回復の時間を充分に取るためにも寝る時は脱いで寝ましょう。
休息時には体への負荷は不必要
睡眠中は体を動かしていませんから、加圧シャツで代謝を上げてもカロリーはそれほど消費されません。ダイエット効果もほとんどありませんね。
姿勢矯正効果も、寝ている時には必要ないものです。
睡眠中くらいは体をリラックスさせて、好きな格好で寝て自然に寝返りを打つのが健康の秘訣です。
寝ている時は体も心も脳もリラックスした状態が一番ですから、休息時に加圧シャツで体に負荷をかける必要がありません。
寝ている時も加圧シャツを着たい場合
普段運動する習慣がなく、ただ加圧シャツを着て仕事をしているだけという人も多いですね。
寝ている時間も有効活用して、ダイエットやボディシェイプのために、寝る時にも着ていたいなんて人も少なくないはずです。
そんな時には、日中用と寝る時用の加圧シャツを別にするのがおすすめです。
日中は体に負荷がかかる方がダイエットや姿勢矯正効果など、加圧シャツのメリットを充分生かすことができます。
寝ている時には体や脳、精神などを回復させることを前提に考えて、睡眠を妨げない加圧シャツでないといけません。
そのような点に気をつけて、夜専用の加圧シャツを用意して寝る時に着用するのがベストです。
締め付けがゆるくゆとりがあるもの
加圧シャツも種類によってサイズや締め付け力に違いがあります。夜用の加圧シャツならサイズに多少のゆとりがあり、締め付け力が強すぎないものを選びましょう。
寝ている間に大量に汗をかきますから、通気性や吸湿性、速乾性など機能性に優れたものがおすすめです。
起きている時以上に発汗作用が高くなる場合もありますから、清潔に保つためにも洗い替えを複数枚買っておくようにしましょう。
着心地にこだわって、寝た時に不快感を感じないものがベストです。
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